「カタログ価格だけを見ていたら、実際の見積もりが予想以上に高くて驚いた…」という経験はありませんか?
この記事は、
- 車を初めて購入する人で「諸費用の内訳がわからない」と悩んでいる方
- 「頭金はいくら必要?ローンにするとどれくらい総額が変わる?」と具体的なイメージを持ちたい方
- 「新車と中古車で、費用構成はどう違うのか知りたい」と比較したい方
に向けて、車の購入総額を正しく把握する方法をわかりやすく解説します。
本記事では、筆者自身の購入体験や調査結果をもとに、「車両本体価格」だけでは分からない諸費用の実態を整理しました。 「見積もりを取る前に全体像を知っておきたい」という方に、きっと役立つはずです。
車を買うとき、多くの人が注目するのは「車両本体価格」です。しかし実際には、それ以外に諸費用が必ず発生します。
👉 総額 = 車両本体価格 + 諸費用
この仕組みを理解しておくと、予算の見積もり違いを防げます。
車両本体価格とは、メーカーや販売店が提示しているカタログ上の価格のことです。 ただし、これは「車を走らせる最低限の部分」しか含まれていません。
例えば新車であれば、オプション装備(カーナビ、ETC、アルミホイールなど)をつければすぐに数十万円アップします。
諸費用には以下のような項目があります。
- 自動車税(種別割):排気量に応じて毎年課税
- 自動車重量税:車検の際にまとめて納付
- 環境性能割:燃費性能によって変動
- 消費税:車両本体価格やオプションにかかる
- 自賠責保険(強制保険):法律で加入義務あり
- 任意保険(任意加入だが必須に近い):年齢や等級によって差が大きい
- 検査登録手数料:ナンバー取得のための費用
- 車庫証明費用:地域によって変動
- 印紙代・代行費用:ディーラーに依頼する場合
- 納車費用、下取り車の手続き費用など
- 新車の場合:オプションや初回登録費用が大きく、諸費用が車両価格の10〜20%程度かかることも多い
- 中古車の場合:車両本体が安くても、整備費用や登録費用で思ったより差額が縮まるケースもある
実際の見積もり例をもとにすると…
- 200万円の新車 → 諸費用込みで 220〜240万円
- 100万円の中古車 → 諸費用込みで 115〜130万円
👉 車両本体価格の+15〜20%程度を諸費用として見積もるのが現実的です。
1. 不要なオプションを外す 2. 下取りではなく買取業者を利用して差額をつける 3. 自分でできる手続きを代行せずに行う(車庫証明など)
これだけでも数万円〜数十万円の差が出ます。
車の購入では「車両本体価格」だけでなく、税金・保険・手数料を含めた総額を把握することが重要です。
- 諸費用は車両価格の 15〜20%が目安
- 新車・中古車で費用構成は異なる
- 総額を抑えるには、オプション・下取り・手続き方法を工夫するのが効果的
「カタログ価格だけで安心せず、諸費用も含めた総額をイメージする」ことが、後悔しない車購入の第一歩です。
次回は「車のローンと現金一括購入の違い」について、総支払額の比較記事も作成予定です。